還暦祝いには様々なプレゼントを渡される方もいらっしゃると思います。物をプレゼントすることは非常に喜ばれるものですが、受け取られた側にアンケートを取ると手紙が一番うれしかったと言われる方が多かったのです。還暦の歳になると子供は独立して家を出て行っていることが多く、感謝の意や、労いの言葉を掛けてくれる機会が少なくなったなどと思っている時に、手紙でそういった言葉を文字にして書いてくれると非常に印象に残るようです。
還暦を迎える頃には、金銭的にも余裕ができて欲しいものも買えるようになり、気持ちのプレゼントが一番心に響くようですね。還暦祝いにもらった手紙をいつまでも大切に保管している方もおられますので、手紙で還暦を祝うのも良いかと思います。物も大事ですが、最後は気持ちです。もし、自分の親が還暦を迎えるとなったら、プレゼントに手紙を添えると喜んでもらえるのではないでしょうか。
ある還暦を迎えた男性はこのようなことをおっしゃっていました。
「娘が一人いますが、日ごろから私が口うるさかったのか、あまり口も聞いてくれませんでした。しかし、還暦祝いの日に娘から一通の手紙をもらいました。そこには、お父さんお仕事ご苦労さまでした。家族の為に働いてくれてありがとう。と書かれていました。日ごろから私には冷たい態度をとっていましたので、その場で号泣してしまいました。後から聞きましたが、何日も前から娘は家内にどんな手紙を書いたらいいのか相談していたようです。」
